君にありがとう【詩】





「なに言ってんの〜!他人事だからって!」

「だって他人なんだもの」

「そういう意味じゃないわ!」



 はぁ。

 時々、咲はとんでもないことを言い出す。

 あたしと同じパターンだったら絶対言わないと思う。



「ほら、一緒に行こう。もしかしたら、会えるかもよ?」

「え?は?え?ちょいちょい?」



 咲は席を立つと、あたしの腕を引っ張って、教室から出た。

 ちょい待て!

 馬鹿野郎〜〜〜〜〜〜!!!



         ***




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