君にありがとう【詩】
「なに言ってんの〜!他人事だからって!」
「だって他人なんだもの」
「そういう意味じゃないわ!」
はぁ。
時々、咲はとんでもないことを言い出す。
あたしと同じパターンだったら絶対言わないと思う。
「ほら、一緒に行こう。もしかしたら、会えるかもよ?」
「え?は?え?ちょいちょい?」
咲は席を立つと、あたしの腕を引っ張って、教室から出た。
ちょい待て!
馬鹿野郎〜〜〜〜〜〜!!!
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