イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。
そう言うと驚いたように目を見開く。
そうなるよね。
友達としか見ていなかった男子から告白されるなんで思ってもいなかっただろう。
「だからね……兄さんより、僕に甘えてほしい。そしたら、もっと聖奈ちゃんのことちゃんと愛することができる。聖奈ちゃんの知らない感情を……教えたいんだ。僕じゃダメ……かな」
人生初の精一杯の告白。
告白がこんなにも緊張するなんて思わなかった。いつもされる側だったから、こんな気持ち知らなかった。
「柚月……ありがとう。こんな私を好きになってくれて。でも……私は、柚月のこと友達としか見れない」
僕の精一杯の告白は、あっさりと終わってしまった……。