イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。
寝起きの顔を見られるなんて……!
いまさらだけどなんか恥ずかしい。前にもこういうことがあったような……。
「おはよう」
柚琉の眩しい笑顔。久しぶりにこんな柔らかい笑顔を見たかもしれない。
皇組の動きがあってからずっと何かが張り詰めてたし、昨日も相当疲れたんじゃないかな。
「おはよう、柚琉」
色々考えたけど私は柚琉に笑顔で返した。
これ以上ないくらい爽やかな朝。私はこれからも、ここにいていいんだ。
布団の中で、私は幸せだなと改めて思った……。