イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。

息が出来なくなって、頭がクラクラする。


ぼんやりとする頭で、ドサッとソファに押し倒された。



「聖奈……好きだ。ずっと前から、お前のことを愛していた」


「柚琉……?」



信じられない言葉に思わず名前を呼ぶ。


私……今、告白された……?



「なぁ、俺の彼女になって欲しい。聖奈のことを一生守ると約束する。だから……俺から離れないでくれ」



ぎゅっと私を抱きしめる柚琉はかすかに震えていた。


冗談では無いことが伝わってきた。



「私も……柚琉が好き。たくさんの初めてのことを教えてくれて、愛してくれてありがとう」


「本当に……俺の事好き?」


「何を言ってるの。だから柚月の告白も断ったのに……ん!」


「今あいつの話は聞きたくない」



話している途中でくちびるを塞がれた。


幸せすぎて、今にも溶けてしまいそう。


神様。


柚琉に出会わせてくれて、ありがとうございます。
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