イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。

「それはそれは。お電話で聞いておりましたがとうとう見つかりましたか。では皆さんも待っていますのでどうぞ中へ」



話が終わったのかその男性は先に中に入っていった。


一瞬私と目が合うとにこりと微笑み何事もなかったかのように消えていった。



「じゃあ行こう」



もうどうにでもなれって感じで私は柴崎双子に身を預けたのだった。



「おせーぞ。総長」


「ほんとだよ。待ちくたびれた」



いくつもの部屋がある中をウロウロしているとひとつの部屋にたどり着く。


どうやらここが目的地だったらしく柴崎弟が先にドアを開ける。そこには息を飲むくらいきらびやかな部屋があった。


モノトーンで統一された部屋はとても広くて真ん中にテーブル、両サイドには大きなソファが。


そしてそこに座っていたのが……全国のイケメンを集めたのではないかと思うほどかっこいい男性たち。


こういう光景を見るのは初めてで2度見してしまった。
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