イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。

じ、ジロジロみすぎたかな。



「僕は神楽大輝(かぐらたいき)。玲於くんと同じ幹部です!みんなよりひとつ年下の高校1年生だよー!よろしくね!」



て、テンション高いな。


高校1年生なんだ。この中では唯一の年下。顔もみんなより可愛くて男の子なのに守ってあげたくなっちゃいそうなくらい可愛い。



「みんな終わったな」


「そうですね。それでは最後に皇様。自己紹介をお願いします」


「え!?わ、私!?」



頭の中で情報を整理していると自己紹介を促されびっくりする。てっきり私はしないと思ってたから心の準備はできていない。



「そうだ。今日の主役だぞ」



みんなからの視線を受けて怖い。これは自己紹介が終わらないとこの空気からは抜け出せない……。



「……私、の名前は皇聖奈です……」



い、言えた。


怖くて声が震えていたけどなんとか名乗れた。
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