イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。

俺たちの仲間宣言



「おはよー!」


「おはよう!宿題やってきた?」



ザワザワと騒がしい廊下。朝の挨拶が飛び交う中、私はビクビクしながら下駄箱から廊下を除く。


いつもならとっくに教室について宿題やら予定チェックやらをしているのだけど昨日の出来事があって、みんなが登校する時間に学校についた。



「だ、誰もいないよね……?」



独り言をつぶやいてキョロキョロと辺りを見渡す。だけど周りはみんな私のことが見えていないような態度でスルーしていく。


だけどそれはもう慣れっこなので逆にありがたく感じる。



「よ、良かった……柴崎兄弟はいないね」



私が1番恐れている人物達がいなくてほっと胸を撫で下ろす。


昨日の自己紹介の追加で聞いたけど獅子堂さん以外はみんな私と同じ学校らしいからまだ油断は出来ないけど。


とりあえずこんな朝早くからあの兄弟とかはいないよね。不良はよく遅刻してから来るって言うし。
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