イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。
ードキッ。
真剣な声色で言われて心臓が大きく跳ね上がる。ドキドキと心臓が騒がしい。
「ちょっと!兄さんばっかりアピールしないで!聖奈ちゃん、僕も聖奈ちゃんのことしっかり守るから!」
「う、うん……」
「それではお決まりですね。お父様には報告しておきます」
「そうしてくれ。聖奈、今日はいろいろすることがあるから明日迎えに行く。必要最低限の荷物だけまとめろ」
「……はい」
こうして、柴崎くんの家でお世話になることになった私。
この双子と同じ屋根の下で暮らすなんて……。
私、いろいろ大丈夫かな。不安しかない……。