イケメン双子の総長さまは孤独な姫を甘い愛で包み込む。

ードキッ。


真剣な声色で言われて心臓が大きく跳ね上がる。ドキドキと心臓が騒がしい。



「ちょっと!兄さんばっかりアピールしないで!聖奈ちゃん、僕も聖奈ちゃんのことしっかり守るから!」


「う、うん……」


「それではお決まりですね。お父様には報告しておきます」


「そうしてくれ。聖奈、今日はいろいろすることがあるから明日迎えに行く。必要最低限の荷物だけまとめろ」


「……はい」



こうして、柴崎くんの家でお世話になることになった私。


この双子と同じ屋根の下で暮らすなんて……。


私、いろいろ大丈夫かな。不安しかない……。
< 74 / 227 >

この作品をシェア

pagetop