砂嵐のいたずら
グイッ!
チャールズが強引に私を引き寄せると、片手で私の頭を自分の胸に押し当てた。
激しく大きな鼓動が肌に伝わってくる。
ドキドキドキドキ…
私と同じだ…
チャールズは私の体に腕を回して、私の頭に顎を乗せると、
『正直のところ、本当のことを話したら、マナが離れて行ってしまうような気がして…怖いんだ。』
いつもの強気で自信過剰なチャールズはどこに行ったのだろう……?
「………らしくない!」
『えっ!?』
チャールズは私を体から離すと、私をじっと見つめた。