砂嵐のいたずら
「ずいぶん弱気じゃない?あなたらしくないわね。」
チャールズは苦笑しながら私の頬に触れ、
『それだけマナに本気で惚れてるってこと…キミだけは…マナだけは失いたくない…』
私だって、
私だって…
あなたを、
チャールズを失いたくない。
それは同じ…
でも…
「そんなに悩むくらいなら辞めちゃえば?
そりゃ、私だって聞いてしまったらもう後戻りできないような気がして怖いけど、だからといって、私のあなたへの気持ちは変わらない。
日本に戻ってから、ずっとずっとあなたに会いたかった。
あなたが世界平和のために誇りを持ってやってる仕事でしょ?もっと自信を持ちなさいよ!
そんな顔しないで…
もし、あなたが反社会的なことをしているのなら、私が辞めさせる、私も一緒に戦うから…」