砂嵐のいたずら
『マナ、今日は泣きすぎ…』
チャールズはちょっと困った顔をして、私の頭をクシャッと撫で、宥めようとしているんだけど、
「もぉぉぉ!!!
誰が泣かせたのよ!
警察官なら始めからそう言えばいいじゃない?
私がどれだけ心配したと思ってるのよ?
もう、バカバカしいったら…んっ!」
私の悪態を阻止するようにチャールズは私の唇を塞いだ。
チャールズの巧みなキスに翻弄され、それに応えるのに精一杯だった。
でも、
いつの間にか私とチャールズは互いの背中に腕を回し唇を求め合っていた。