砂嵐のいたずら



『何だって?』



チャールズは意味ありげに笑いながら、私の顔を覗き込んだ。



「ロンドンに異動だって…あ、一度日本に戻って荷物…『その必要はないよ!』


言いかけて、チャールズに遮られた。



必要ないって…



どういうこと?



『こっちに来て…』



チャールズは私の手を取り、リビングを出ると、



『ここがキミの部屋だから、好きに使って…』



そう言われて、ドアを開けてみると…



「わわっ!う、嘘ぉ!!?」




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