砂嵐のいたずら
「チャールズ!!!」
怒りが頂点に達した私はチャールズをひと睨みし、詰め寄ると、彼のネクタイを掴んで引き寄せた。
私の怒りが伝わったのか、彼の顔は青ざめ、ひきつっていた。
『マナ、ごめん!どうしても…
「もぉぉぉ!!!勝手にこんなことして!!!
これって立派な犯罪じゃないの!!?
あなた、私が断ったらどうするつもりだったのよぉぉぉ!!!」
尋常ではない私の怒りに、チャールズは、
『マナ、ごめん!俺が悪かった!本当にごめん!』
私の怒りが治まるまで、ひたすら謝っていた。
「今度、こんなことしたらカナダ、ううん、日本に戻るから…」