砂嵐のいたずら



おばあちゃんの突然の提案にチャールズは、



『実は私もお願いしようかと思っていたところなんですよ。』



えぇぇぇぇぇ!!!?



う、嘘…



『じゃ、交渉成立ね。マナ、早く支度をしてらっしゃい!』



私の意見など全く聞くことなく、交渉は成立(?)し、おばあちゃんに急き立てられて支度を始めた。



大急ぎでブローとメイクをすると、



彼の服装に合わせて、落ち着いた色のワンピースにした。



今日はほんの少し背伸びをしたい…そんな気分だった。



「お待たせしました。」



支度を済ませ、リビングに戻ると、



『まぁ、マナ、あなた若い頃のローゼにそっくりよ』


おばあちゃんが興奮ぎみに言った。






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