砂嵐のいたずら
「えっ!?本当に?」
ローゼとはおばあちゃんの娘であり、パパの妹、
私にとっては叔母に当たる人。今は結婚してパリ在住の美人で素敵な優しい叔母さん。
私のセカンド・ネームのローゼは叔母からとったということらしい。
何だかとても嬉しかったりして…
彼は…というと、
『飛行機の時とは印象が違い過ぎる…』
そう言いながらも、穏やかな笑みを浮かべていた。
でも、私だって、
「あなたも人のことは言えませんよ。」
そう、あの時とは違ってあまりにも紳士的な彼にますますハマってしまいそうな自分がいる。
『マナ、明日の夜までには帰るのよ。』
おばあちゃんは私にウィンクをした。
お、おばあちゃん…。
ちょ、ちょっと何言ってるのさ!