砂嵐のいたずら



『部屋に行こう…』



彼の直下型の甘い囁きに、私にはもう抵抗する術は見つからず、魔法にでもかかったように小さく頷いた。


『………いい子だ。』



チャールズは私の腰に手を回し、部屋を出ようとすると、



ガチャ!



『遅くなりまして申し訳ございません。デザートをお持ちしました。』



スタッフがテーブルにデザートの熱々のスフレを置いた。



た、助かったぁぁぁ…。




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