砂嵐のいたずら
☆第4章☆ 今夜だけ…
レストランを出て、時計を見ると、PM10:00を過ぎて、ようやく薄暗くなってきた。
『もう一度飲み直さないか?その様子じゃ、もう冷めてしまっただろうから…』
チャールズは、私の手を取り歩き出した。
「ただし、口説きは禁止ですよ。私の心臓が持ちませんから…」
チャールズは急に立ち止まると、私の顔を覗き込んで
『私は正直な気持ちを伝えているだけなのですが…』
だから顔、近いって!
またドキドキしてきちゃったじゃないの…
チャールズは、動揺する私を見て、ニヤッと笑うと、
『マナ、顔…赤いよ。』
そう言い放った。