砂嵐のいたずら



チャールズの腕の中で、快楽の波が押し寄せてくると、私は自分でも出したことがないような声を上げていた。



チャールズは、そんな私をしっかりと抱き止め、更に私を愛した。



誰かに愛されるって、こんなに幸せだったの?






私…



今ようやくわかった…



「……チャールズ…愛してる…」



そんな私にチャールズは優しい笑みを浮かべて、



『……やっと素直になれたね、マナ……俺も、マナのこと…愛してる…』



私は体を開いてチャールズを受け入れた。



言い知れぬ感覚に身を任せ、いつの間にか涙が溢れて止まらなかった。



溢れる涙をチャールズは唇で拭うと、また私を愛した。



チャールズ…





今夜だけの私の恋人…





今夜だけ…





今夜だけだから、





もっと





もっと私を









愛して…








< 89 / 137 >

この作品をシェア

pagetop