別冊・ダブルブルー

ブルー×ブルー/6

「ねぇ、蒼ちゃん。今日のそのスカート、可愛いね」


ドレッサーのスツールに腰掛ける私の後ろに立って、鏡越しに私に話し掛ける、青さん。


「そうですか?前にも着たことあるけど」


眉毛を描きながら、青さんに返した。


「そうだっけ?」


そうですよ。


ふーーん。


なんて、青さんにしては珍しい、間延びした返事。


「「……、」」


鏡の中で、一瞬の間ののち、見つめ合う青さんと私。



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