俺様彼女持ち

「新入生代表挨拶、金澤誠一」


「あ、はい」


彼女に見とれて挨拶任されたの忘れるところだった。




…今思い出したくせに言うのもなんだが緊張してきたぞ。


軽く震えながら生徒の間を通っていく。

みんな気を遣って少し肩をどかしてくれる。

だから俺から避ける必要はない。


そう思っていたから、俺は挨拶の事だけ考えていた。


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