鬼上司は秘密の許嫁?!溺愛されるなんて聞いてません
・・・・・
というわけで私は今、店頭に立ってます。
他のパートさんに連絡するも都合つかず。
バイトさんは学生で授業中で無理。
つまり誰も捕まらなくて結果、私が夕方まで店舗のヘルプに入る事になった。
こうして店舗で働くのは学生時代を思い出して懐かしいし、とても楽しい。
だけど、現実を目の当たりにして悲しいのも確かなわけで―。
ううっ、お客さん本当に少ない。
オープンしたショッピングモール内は平日の午前中とはいえそれなりにお客さんは多いけれど、文具堂に入る人はというと悲しい程少ない。
みんな、チラッと横目で見て通りすぎて行く。
何でかな?ディスプレイも綺麗だし、種類も豊富、本格的な商品もたくさん揃えてるのになぁ…。
道上さんに訊くと週末や休みはそれなりにお客さんが増えるけれど、平日分を挽回する程ではないらしい。
「ん~何でだろう?」
思わず腕組みして考えてみるけれど分かるはずもなく。
ひとり首を傾げ考えていれば、ザワッと急に空気が揺れた。
え、何?
不思議に思い視線を向けると、入り口付近に居た二人の女性客が固まっている。
「ん?何だろう?」
よく見れば通路の人達も足を止めて同じ方向を向いて、みんな落ち着かない様子だ。
まさか芸能人でも来た?そんなワケないか。
ハッ! もしかして、るー助?!
るー助とは、丸いフォルムに動物の耳が生えた謎のキャラで、このショッピングモールのマスコットキャラクターだ。
というわけで私は今、店頭に立ってます。
他のパートさんに連絡するも都合つかず。
バイトさんは学生で授業中で無理。
つまり誰も捕まらなくて結果、私が夕方まで店舗のヘルプに入る事になった。
こうして店舗で働くのは学生時代を思い出して懐かしいし、とても楽しい。
だけど、現実を目の当たりにして悲しいのも確かなわけで―。
ううっ、お客さん本当に少ない。
オープンしたショッピングモール内は平日の午前中とはいえそれなりにお客さんは多いけれど、文具堂に入る人はというと悲しい程少ない。
みんな、チラッと横目で見て通りすぎて行く。
何でかな?ディスプレイも綺麗だし、種類も豊富、本格的な商品もたくさん揃えてるのになぁ…。
道上さんに訊くと週末や休みはそれなりにお客さんが増えるけれど、平日分を挽回する程ではないらしい。
「ん~何でだろう?」
思わず腕組みして考えてみるけれど分かるはずもなく。
ひとり首を傾げ考えていれば、ザワッと急に空気が揺れた。
え、何?
不思議に思い視線を向けると、入り口付近に居た二人の女性客が固まっている。
「ん?何だろう?」
よく見れば通路の人達も足を止めて同じ方向を向いて、みんな落ち着かない様子だ。
まさか芸能人でも来た?そんなワケないか。
ハッ! もしかして、るー助?!
るー助とは、丸いフォルムに動物の耳が生えた謎のキャラで、このショッピングモールのマスコットキャラクターだ。