鬼上司は秘密の許嫁？！溺愛されるなんて聞いてません

ちなみにここsign文具堂は、明治創業の小さな文具店が始まり。

昭和の高度経済成長で一気に売り上げを伸ばし、平成にはペンで世界シェアナンバーワンを見事に達成。
その際本社を移転し、今では東京のオフィス街の一等地に堂々とビルを構えている。
それを機に、本社は『sign文具堂本社』と名称を変更し、国民の殆んどが聞いたことのある有名企業となった。

その時『sign文具堂本社』から『本店』へ名称変更され創業の地として残り、今では卸業と僅かに店を営む昔ながらの街の文房具屋さんといったところだ。

その経営するお店で高校生の時からバイトをしていた私。
色々な文房具に囲まれ楽しんで仕事をしていたらお客さんと仲良くなって売り上げが好調になり、お店の人に認められ。
それがきっかけで推薦されて、トントン拍子に面接に。
そして無事入社。

ちなみに推薦してくれたのがお店の店長と、統括担当で回って来ていた松山さんだったりする。
推薦してくれた二人に本当に感謝、感謝で『ありがとうございます』しかない。
嬉しくて報告の時、店長やお店の人の前で泣いた。
その時、泣きすぎて鼻水が床まで垂れたのは未だにネタにされていたりする…泣きたい。

そんなわけで、高校からの友達には「運だけで生きてるな」って言われてしまっているのだ。