ひと駅分の彼氏
委員会
隣の席には真琴のぬくもりがまだ残っていって、私は学校の最寄駅に到着するまでの間ずっと座席に手を置いていた。
そんな私を見てか、真琴が座っていた席に座って来る人は誰もいなかった。
学校に到着すると、今日の私には大きな仕事が待っていた。
一応委員会に所属している私は卒業アルバムの作成するチームに選ばれていた。
各クラスで撮影していた1年分の写真の中から、どれがいいか選ぶのだ。
しかし、アルバムに載せるすべての写真を選ぶのではない。
各クラス1枚ずつ、絶対に載せてほしいを思う写真を選び出すことになる。
集合写真は問答無用で載せられるので、それ以外の写真が集まってきていた。
その量は100枚以上に上り、クラスの意見は真っ二つ。
1つのは体育祭の写真で、もう1つは文化祭の写真だった。
どちらも学校生活には欠かせない思い出深い写真で、全員が写っている。
私としても両方ともアルバムに乗せたかったけれど、1枚だけと決まっているので選ばなければならない。
「絶対に体育祭の写真だろ! あれだけ熱い中頑張ったんだからさ!」
体育会系の男子は大声でアピールする。
しかし文化系の生徒たちも黙ってはいない。
そんな私を見てか、真琴が座っていた席に座って来る人は誰もいなかった。
学校に到着すると、今日の私には大きな仕事が待っていた。
一応委員会に所属している私は卒業アルバムの作成するチームに選ばれていた。
各クラスで撮影していた1年分の写真の中から、どれがいいか選ぶのだ。
しかし、アルバムに載せるすべての写真を選ぶのではない。
各クラス1枚ずつ、絶対に載せてほしいを思う写真を選び出すことになる。
集合写真は問答無用で載せられるので、それ以外の写真が集まってきていた。
その量は100枚以上に上り、クラスの意見は真っ二つ。
1つのは体育祭の写真で、もう1つは文化祭の写真だった。
どちらも学校生活には欠かせない思い出深い写真で、全員が写っている。
私としても両方ともアルバムに乗せたかったけれど、1枚だけと決まっているので選ばなければならない。
「絶対に体育祭の写真だろ! あれだけ熱い中頑張ったんだからさ!」
体育会系の男子は大声でアピールする。
しかし文化系の生徒たちも黙ってはいない。