ひと駅分の彼氏
「桜貝の殻を少しもらって帰ろうか」
「え、いいの!?」
驚いて視線を上げるとそこには小さなビンが売っていた。
中は殻でコルクで栓をするようになっている。
「この小瓶を買えば桜貝の殻詰め放題だってさ」
詰め放題といってもビンは本当に小さくて、コルク栓の先端にはストラップがついている。
私の親指ほどの大きさしかない。
だけどこの美しい貝殻を持って帰れるなんてまるで夢のようだった。
2人でさっそくその小瓶を購入して浜辺へと戻った。
海水浴客をしっかえり見てみると自分たちと同じ小瓶を持って、貝殻を探している人たちの姿がある。
私はさっそく自分たちのパラソルの近くにあった貝殻を手にした。
最初に見つけたそれは角が少しかけていたけれど、一番キレイに輝いて見えた。
「紗耶、こっちに沢山あるぞ!」
真琴に呼ばれて、私は貝殻を小瓶の中に入れた。
カランッと小さく音を立てて小瓶の底に落ちる貝殻。
「え、いいの!?」
驚いて視線を上げるとそこには小さなビンが売っていた。
中は殻でコルクで栓をするようになっている。
「この小瓶を買えば桜貝の殻詰め放題だってさ」
詰め放題といってもビンは本当に小さくて、コルク栓の先端にはストラップがついている。
私の親指ほどの大きさしかない。
だけどこの美しい貝殻を持って帰れるなんてまるで夢のようだった。
2人でさっそくその小瓶を購入して浜辺へと戻った。
海水浴客をしっかえり見てみると自分たちと同じ小瓶を持って、貝殻を探している人たちの姿がある。
私はさっそく自分たちのパラソルの近くにあった貝殻を手にした。
最初に見つけたそれは角が少しかけていたけれど、一番キレイに輝いて見えた。
「紗耶、こっちに沢山あるぞ!」
真琴に呼ばれて、私は貝殻を小瓶の中に入れた。
カランッと小さく音を立てて小瓶の底に落ちる貝殻。