溺愛ヤクザの蜜愛条件~契約のキスが甘すぎる~
美祐はこの春、大学へ無事合格して通い始めたばかり。
正直いうと高校で悲しい成績しか残していなかったものの、まさかの定員割れという運が味方し入学。
美祐は合格してから直ぐに迷うことなく花屋のバイトへと応募した。

花が好きだった美祐は高校では園芸部に所属しており、その頃から花屋に憧れていた。
高校の時は父からの反対によりバイトは出来なかったので、この度念願叶ってというところだ。

そんな美祐のバイトはというと、通りに面した場所にある小さな店舗での接客だ。
毎日授業を終えて夕方から出勤し、花の世話や購入されたブーケを作って渡すのが主な仕事。
なのだが、悲しいかな―祐羽にはブーケ作りのセンスが一切無かった。
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