【完結】笑顔のステキなメガネ屋さんに恋をしたら、メガネが好きになりました。
メガネを受け取った翌日。
「あれ?和音、今日メガネなの? 珍しくない?」
会社に出社した私のメガネ姿を見て、友人で同期の野瀬(のせ)あずさが「いつもコンタクトじゃなかったっけ?」と、カバンを起きながら聞いてくる。
「ちょっと目が傷付いちゃって、コンタクト入れられなくなったの。だからメガネ買った」
「へえ?いいじゃない。似合ってるよ?」
「ほんと?それは嬉しい」
宮栄さんに選んでもらったメガネだから、大切にしないとね。
「それ紫?いいね」
「うん、宮栄さんっていうスタッフさんに選んでもらったんだ」
「へえ?いいじゃない。全然雰囲気違うね」
あずさは資料を取り出しながら、私のメガネを褒めてくれた。
「それブルーライトカット入ってる?」
「あ、うん。ブルーライトカットだよ。よく分かったね」
ブルーライトカット付けてるから、これで少し目の疲れも良くなればいいな。
「だってそういう色のブルーライトカット見たことあるよ?」
そう言われたので、私は「ブルーライトカットのコーティングが付いてるんだって。だからこういう見た目らしい」と伝えた。
あずさは「へえ。そうなんだね」と私のメガネを見つめる。