【完結】笑顔のステキなメガネ屋さんに恋をしたら、メガネが好きになりました。
それを聞いたあずさが「知的な印象? やだ、それなら婚活にピッタリね!」とウキウキ顔を見せる。
「なるほど、婚活されてるのですね」
「そうなんです。ハイスペックな旦那様を見つけるために、伊達メガネがほしいんです」
「ちょっと、そういう話はしなくてもいいでしょ!」
わざわざ宮栄さんにするような話ではないよ!
「ハハハ。お二人は仲がよろしいんですね」
宮栄さんにそう言われて「いえ、そんなことは!」と言葉を返すが、宮栄さんは「いえ、お二人を見てると本当に楽しそうですよ?」と微笑んでいる。
「そうですかね?」
「いいじゃないですか。仲がいいのはいいことですよ?」
「ありがとうございます」
宮栄さんは人を褒めるのもうまいんだな。
「宮栄さん、これかこれどっちにしようか迷ってるんですけど、どっちがいいと思います?」
「結局そのどっちかにするの?」
私が聞くと、あずさは「うん。婚活に最適なスマートメガネにしようと思ってねぇ」と微笑んでいる。
「いいんじゃない?」
婚活に夢中になっているあずさは、とにかく自分を知的に見せたいようだ。
まああずさ曰く、最近の趣味ば婚活゙とのことだ。