【完結】笑顔のステキなメガネ屋さんに恋をしたら、メガネが好きになりました。


「見え方を確認させていただいてもよろしいですか?」

「あ、はい」

 処方箋の度数と同じ度数で作っているので、見え方はそんなに変わらずだった。

「大丈夫そうですか?」

「……そうですね、大丈夫そうです」

 ブルーライトカットも付けてもらったし、これならスマホも使える。
 度も変わったから、前より遥かによく見える。

「すごくよく見えますね」

「そうですか。良かったです」

 爽やかな笑顔がステキな宮栄さんは、私のメガネをすごくよく似合っていると褒めてくれた。

「なんかちょっと、見慣れないですね」

「新しくなりましたからね。 一週間もすれば、慣れると思いますよ」

 一週間か……。そうだといいんだけど。

「とてもよく、似合っていますよ。あなたにピッタリです」

 私はその言葉を聞いた瞬間、胸がドキッとした。 そのドキドキは、今まで感じたことのないドキドキだった。

「……ありがとうございます、宮栄さん」

「僕はただ、あなたにもステキなメガネライフを楽しんでいただきたいだけですよ。 だから僕は、あなたにそのメガネライフを楽しんでもらえるように、これからもサポートさせていただきます」

 ステキな……メガネライフ?
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