ピュア〜ピュア夫婦のお仕事日記〜
一先ず女の子には、理容イスに座ってもらった。
「髪の毛切る感じでいいんだよね?」
「…………うん。」
やっと、声を発してくれた。
「良かった〜!入ってくればいいのにぃ~。まぁ、初めての場所は入りづらいよね。」
「私………、あの………」
「ん?」
女の子はお財布を取り出して、言いにくそうに、私を見上げる。
「お金、足りない……」
あぁ、なるほど。
髪の毛切りたいけど、お金が無かったから、中々入って来れなかったんだね。
女の子は、財布の中身を見せて来る。
500円玉が一つ入っていた。
「お家に誰かいる?」
「私、おばぁちゃんと妹と暮らしてて、おばぁちゃんはいるけど、なんか言いにくくって。」
なるほど………。
家庭の事情は、本当に人それぞれだよね。
「今、何年生?」
顔が隠れていて良く分からないけど、中学生か高校生かな?
「4月から高校生。お金足りないよね?」
「そうなんだ!ん~、じゃあ、後で返してくれたらそれでいいよ。バイトとかして、きちんとお返しできるって約束できる?」
「え、いいの!?」
「ちゃんと返すって約束してくれる?」
「はい!!!」
「髪の毛切る感じでいいんだよね?」
「…………うん。」
やっと、声を発してくれた。
「良かった〜!入ってくればいいのにぃ~。まぁ、初めての場所は入りづらいよね。」
「私………、あの………」
「ん?」
女の子はお財布を取り出して、言いにくそうに、私を見上げる。
「お金、足りない……」
あぁ、なるほど。
髪の毛切りたいけど、お金が無かったから、中々入って来れなかったんだね。
女の子は、財布の中身を見せて来る。
500円玉が一つ入っていた。
「お家に誰かいる?」
「私、おばぁちゃんと妹と暮らしてて、おばぁちゃんはいるけど、なんか言いにくくって。」
なるほど………。
家庭の事情は、本当に人それぞれだよね。
「今、何年生?」
顔が隠れていて良く分からないけど、中学生か高校生かな?
「4月から高校生。お金足りないよね?」
「そうなんだ!ん~、じゃあ、後で返してくれたらそれでいいよ。バイトとかして、きちんとお返しできるって約束できる?」
「え、いいの!?」
「ちゃんと返すって約束してくれる?」
「はい!!!」