竹取り物語

川下り

純子と別れた修二は 容子に電話した。

『いつ空けられる?』

『明日とあさって』

『なっちゃんは?』

『私にあわせてあるよ』

『そうか、じゃ明日から一晩泊まりで温泉に行こう』
『なっちゃんに聞いてみる』
さばらくして

『連れてって』

『約束どうり弁当頼むぞ!』
『明日九時に迎えに行くが、お前の家の前では都合が悪いだろ?』
『そんな事に気にしないで 迎えに来て』

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