2番目に好きな君へ
私は付き合って1年が過ぎて1年半年になった。
昔行きたいと言っていた関東ではかなり有名なイルミネーションのある遊園地に、今度はヒュウガくんと行くことになった。
とても楽しかったけど、
絶叫が苦手なヒュウガくんだから、少し気を使った。
それでも一緒に居れることが幸せだったし、
冬の思い出が完全に塗り替えられた瞬間だったと思う。

プレゼントも交換し合った。
喜ぶ顔を見るのがとても愛おしかった。
また来年は何をあげようかまで想像してた。
そのまま夜までヒュウガくんと過ごして、
家族ぐるみで仲が良かったので、
私の家に泊まりに来た。
もう何度も泊まったりしているけど、
いつまでもすっぴんを見られることは恥ずかしいし、
着替えを見られることも恥ずかしい。

幸せの中で、今夜多分ヒュウガくんに抱かれる。
年下のくせに、私が初めてじゃなかった。
最初はそれが嫌だったけど、
忘れるほどにもう私との時間で埋めつくしたから、ざまあみろと思う。
初めてヒュウガくんとキスした時、慣れてないのを感じて嬉しかった。
それに、そういうことしたいと思うんだって驚きもした。

初めてする時も私の部屋だった。
ヒュウガくんは箱に入ったゴムを持ってきてくれた。
6個入りなのに、3個しか無かった。
そういう所だよ。
分からないようにして欲しかった。
でも私は気にしないフリをして
きっと前の女にはこう言うやり方でしたんだと想像しながら抱かれた。
慣れてない腰使いに安心した。
私が1から私で埋めてやった。
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