2番目に好きな君へ
頭は支えてほしいな
腰は引き付けて欲しい
好きを沢山言ってほしい
目を見てほしい
可愛いって言って欲しい
そう言いながらではあったけど
余裕のない中でも優しく私のことを本当に愛おしそうに、
最大級の愛情を全部で教えてくれた。
傷が深くまであった私だったけど、
なんだか、幸せだと思えた。
初めて行為がこんなに幸せなんだなと知った。

そう。この日も。
2回目の12月24日をヒュウガくんと過ごそうとしてる。
1回目はイルミネーションを見に行きたいと言っていた私だったけど、お金が無いからと行けなかった。
無料のところでも良かった
ただヒュウガくんと行けることに意味があったのに、そんなことも考えていなかったのかな、悲しい去年を塗り替えるように
今年は幸せだった。
お風呂上がりに髪を乾かしながら2人してくだらないことを話してた
「去年寂しいクリスマスだったよね」
「あー部屋にライト飾ってな」
「あんな寂しいクリスマス初めてだったよ」
「今年はひと味違うけどどう?」
そんなことを話しながら、
この先もヒュウガくんとずっとこうやって
毎年過去一幸せを更新していくものなんだと思ってた。

来月は半年間2人で貯めてきた貯金でディズニーに行くことが決まっている。
「ランドに行きたいなあ」
「どっちでもいいかな」
ヒュウガくんは言葉選びがとても下手だ。
1年半年も居たから、
ひとことひとことでたまにちょっとズキっと心が痛むことがある。
でも優しさと好きがそれをカバーしてくれた。
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