2番目に好きな君へ
1月もあっけらかんと過ぎていった。
でも1つ転機が起こる。
私とシュウは同じバイトをしているからか
それがきっかけでより仲良くなったと思う。

1月27日の事
朝目が覚めていつものようにスマホを取り出してみたら、夜中にシュウからの連絡が来ていた
「朝起きたら電話して」
なんだこれと思いながら
6時に起きた私は意識が今にも消えちゃいそうな中通知を鳴らした。
「どした?」
「ちょ、今日車で学校行こか」
私たちの気が合うところはここだと思う。
急に決まって急に実行する
私もそう言うタイプだから、こういういきなり系は好奇心をそそる
そしてバレたら退学なんですけど。

でも頭はまだ寝たままの私は特に何も考えず返事をする。
「おっけ」
いつもより早めに家を出て中河原駅の前のコンビニエンスストアで運転のお礼を選んで、すこし大人ぶりたかった私はカフェラテを二つ買ってシュウを待った。

「おはよわざわざありがとう」
「いーえ」
いつもみたいに軽く挨拶を交わして、
後ろの席にはコマツが居た。
それを見て私は一瞬で謎解きをした。
絶対この車はコマツので、朝から叩き起されたりなんかして付き合わされたのだろう

運転が始まり助手席に座ったわたしは
隣で鼓膜が切れるほどの声量で歌っているシュウを横から叱りながら、
学校までの道のりは1時間。
ほぼドライブだった。
学校が遠くてよかった。
楽しい時間だったから
助手席で見るシュウはちょっとだけかっこよく見えた。
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