スキがない総長の大胆な溺愛
「…目にゴミが入った」
「それは痛いね」
「来て」と言い、蒼羽は私を手招きする。
蒼羽は体を起こして床に座り、そしてあぐらをかいた足の上に私を着地させた。
ポスッ
「……え?」
「涙、拭いてあげる」
拭いてあげるって…今の蒼羽には私の背中しか映ってないじゃん。どうやって拭くの?
「涙くらい自分で拭けるよ…。それより、近すぎてドキドキするから離れていい?」
「え、ドキドキするの?」
「…蒼羽はしないの?」
普通、誰かとこんなに近くにいたら…ドキドキするでしょ?
ましてや、その相手が蒼羽ならなおさら…
「(ん?)」
蒼羽ならなおさら…って、なに?
蒼羽だからドキドキしてるの?私…。
「(え?…ん?)」
自分で思った事なのに、自分でわけわからなくって…混乱する。
さっき蒼羽を「大切な物」って言ったけど…
その本当の意味って――
「それは痛いね」
「来て」と言い、蒼羽は私を手招きする。
蒼羽は体を起こして床に座り、そしてあぐらをかいた足の上に私を着地させた。
ポスッ
「……え?」
「涙、拭いてあげる」
拭いてあげるって…今の蒼羽には私の背中しか映ってないじゃん。どうやって拭くの?
「涙くらい自分で拭けるよ…。それより、近すぎてドキドキするから離れていい?」
「え、ドキドキするの?」
「…蒼羽はしないの?」
普通、誰かとこんなに近くにいたら…ドキドキするでしょ?
ましてや、その相手が蒼羽ならなおさら…
「(ん?)」
蒼羽ならなおさら…って、なに?
蒼羽だからドキドキしてるの?私…。
「(え?…ん?)」
自分で思った事なのに、自分でわけわからなくって…混乱する。
さっき蒼羽を「大切な物」って言ったけど…
その本当の意味って――