スキがない総長の大胆な溺愛
「お守り…」
「そう。だから持っててほしいなって思って…」
「ダメかな?」と首を傾げて言われれば…なぜだか私も力が湧いてきて。
「持っててもいいですか?」と言って、美月さんから渡されたハンカチを、力強く握り締めた。
「その人に、ずっと好きだった事も伝えたくて…。大事な人なんです」
「そっか。うん…上手くいくといいね。私はずっと応援してるよ」
「(美月さん…)」
「ありがとうございます」とお礼を言うと、美月さんは何も言わないまま、まるで聖女のような柔らかい笑みでほほ笑んだ。
「(あぁ、なんか…泣きそう)」
美月さんの優しさが、心に沁みる。
蒼羽の優しさとは、また違ったそれだ。
「蒼羽も、もう少し分かり易かったらいいのになぁ…」
「そう。だから持っててほしいなって思って…」
「ダメかな?」と首を傾げて言われれば…なぜだか私も力が湧いてきて。
「持っててもいいですか?」と言って、美月さんから渡されたハンカチを、力強く握り締めた。
「その人に、ずっと好きだった事も伝えたくて…。大事な人なんです」
「そっか。うん…上手くいくといいね。私はずっと応援してるよ」
「(美月さん…)」
「ありがとうございます」とお礼を言うと、美月さんは何も言わないまま、まるで聖女のような柔らかい笑みでほほ笑んだ。
「(あぁ、なんか…泣きそう)」
美月さんの優しさが、心に沁みる。
蒼羽の優しさとは、また違ったそれだ。
「蒼羽も、もう少し分かり易かったらいいのになぁ…」