スキがない総長の大胆な溺愛
ガチャ
「おっはよー!優利~!」
私は202号室。
そしてお隣の201号室には、私の好きな人が住んでいる。
扉を開けると、なんと真っ暗。
まだカーテンも開けてないなんて…。
「優利~起きて?学校に遅刻しちゃうよ?」
男兄弟の末っ子・優利は、こっちの生活で、なぜか私のお母さんをしてくれている。
朝の目覚ましから、夜のご飯まで。
本当に色々なお世話をしてくれる、神様的存在。
夕暮 優利(ゆうぐれ ゆうり)
私と同じ高校一年生。
隣のクラス、隣のお部屋。
髪は短髪の黒色で、高い身長に思わず圧倒される雰囲気を持ってる。
だけど、その雰囲気に似合わない、優し過ぎる性格。
そして中学生からの、私の大好きな人。