スキがない総長の大胆な溺愛
「あ…ごめん…うん、病院に行ってくるね」
物思いに耽っていた私を、蒼羽がジッと見ていた。
かと思えば、私の部屋から服を持ってきて「これに着替えて靴はいて」と促す。
「着替えたら玄関に集合。俺も行くから待ってて」
「え」
「しんどいだろうけど、バイクならすぐ病院に着くよ」
だからバイクには乗っていかないって――
と反論する暇もなく、蒼羽は自分の部屋に戻る。
「ご、強引な人…」
フラフラしながら着替えを始める。
そして有無を言わさない蒼羽の圧に負け、私は靴を履いた。
◇
ブロロ…キキッ
「はい、着いたよ」
「えと、ここって…」
バイクが止まった場所。
それは…優利が入院している病院だった。
「さっきURLでくれた病院とは違う気が…」
物思いに耽っていた私を、蒼羽がジッと見ていた。
かと思えば、私の部屋から服を持ってきて「これに着替えて靴はいて」と促す。
「着替えたら玄関に集合。俺も行くから待ってて」
「え」
「しんどいだろうけど、バイクならすぐ病院に着くよ」
だからバイクには乗っていかないって――
と反論する暇もなく、蒼羽は自分の部屋に戻る。
「ご、強引な人…」
フラフラしながら着替えを始める。
そして有無を言わさない蒼羽の圧に負け、私は靴を履いた。
◇
ブロロ…キキッ
「はい、着いたよ」
「えと、ここって…」
バイクが止まった場所。
それは…優利が入院している病院だった。
「さっきURLでくれた病院とは違う気が…」