ひだまりで誓う桜色の愛
想像しただけでゾクッと鳥肌が立つ。
1日に3回も注目を浴びるなんて絶対嫌。見つからないうちに離れなきゃ。
「待って」
荷物を持って立ち上がると、右腕を掴まれた。
「あの、言ったそばからこんなこと言うのもあれだけど……」
上目遣いで話を切り出した沢村くん。
突然のボディタッチにドキッとしつつ、固唾を呑んで身構える。
「ホワイトデーのおでかけ、延期する?」
「えっ?」
予想とはかけ離れた発言に、思わず素っ頓狂な声が出た。
「天気予報見たら、晴れ時々雨って言ってたから」
「雨⁉ それ、どこで言ってた? スマホ?」
「お昼前のニュース番組。まだ日付あるから変わる可能性もあるかもだけど……」
そうだ。あくまでも予報。確定ではない。
何度も自分に言い聞かせるが、胸のざわつきは収まらず、大きくなるばかり。
天気予報は朝昼夜、毎日欠かさず確認しているけど、週間天気予報は夜しか見ないから知らなかった。
昨日は曇りって言ってたのに、また意地悪するの……?
1日に3回も注目を浴びるなんて絶対嫌。見つからないうちに離れなきゃ。
「待って」
荷物を持って立ち上がると、右腕を掴まれた。
「あの、言ったそばからこんなこと言うのもあれだけど……」
上目遣いで話を切り出した沢村くん。
突然のボディタッチにドキッとしつつ、固唾を呑んで身構える。
「ホワイトデーのおでかけ、延期する?」
「えっ?」
予想とはかけ離れた発言に、思わず素っ頓狂な声が出た。
「天気予報見たら、晴れ時々雨って言ってたから」
「雨⁉ それ、どこで言ってた? スマホ?」
「お昼前のニュース番組。まだ日付あるから変わる可能性もあるかもだけど……」
そうだ。あくまでも予報。確定ではない。
何度も自分に言い聞かせるが、胸のざわつきは収まらず、大きくなるばかり。
天気予報は朝昼夜、毎日欠かさず確認しているけど、週間天気予報は夜しか見ないから知らなかった。
昨日は曇りって言ってたのに、また意地悪するの……?