とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
好きだからこそ~俊哉side~
「俊哉さん」
「あなたは……」
仕事が一段落し、店を出たところに見覚えのある派手な女性が立っていた。
「少しお話できます?」
「あっ、ええ」
「喉が渇いてるの、お茶したいわ」
「わかりました。近くのレストランに行きましょう」
ドアをあけると、躊躇なく僕の車に乗り込んだその女性。
桜木 琴音ちゃんのお姉さん。
確か、涼香さんだったか。
いったい僕に何の用なのか。
あれから琴音ちゃんとは深い話はできていない、もしかして涼香さんから彼女について何か聞けるかも知れない……その思いだけでつい誘いを受けてしまった。
「ああ、美味しいわ。やっぱりビールが最高ですね」
レストランに入って、すぐにビールを注文し、一気に飲み干した後、
「もう1杯頼んでいいかしら? あと、お腹も少し空いてるの」
と、メニューを見始めた。
「どうぞ」
僕はそう言いながら、早く琴音ちゃんの話を聞きたい……と心の中でつぶやいた。
「あなたは……」
仕事が一段落し、店を出たところに見覚えのある派手な女性が立っていた。
「少しお話できます?」
「あっ、ええ」
「喉が渇いてるの、お茶したいわ」
「わかりました。近くのレストランに行きましょう」
ドアをあけると、躊躇なく僕の車に乗り込んだその女性。
桜木 琴音ちゃんのお姉さん。
確か、涼香さんだったか。
いったい僕に何の用なのか。
あれから琴音ちゃんとは深い話はできていない、もしかして涼香さんから彼女について何か聞けるかも知れない……その思いだけでつい誘いを受けてしまった。
「ああ、美味しいわ。やっぱりビールが最高ですね」
レストランに入って、すぐにビールを注文し、一気に飲み干した後、
「もう1杯頼んでいいかしら? あと、お腹も少し空いてるの」
と、メニューを見始めた。
「どうぞ」
僕はそう言いながら、早く琴音ちゃんの話を聞きたい……と心の中でつぶやいた。