とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
思いがけない誘い
「どうしたの、琴音ちゃん。大丈夫?」
「あっ、いえ。綾井店長が私に声をかけてくれて、ちょっと驚いたっていうか……」
「……だよね。突然ごめん」
「いえ。でも、もしかして、いきなりクビ! とか言われるのかなって」
「まさか。もしそうなら、わざわざ食事に誘ったりしないよ」
「あっ、そ、そうですよね」
なぜ自分が店長に誘われたのか?
思い当たる節が全く無い。
仕事が終わって帰ろうとした時、いきなり「ご飯行かない?」って……
あまりにサラッと言われて、つい「あ、はい」なんて返事をした。
確かに、帰って用事があるわけでも、もちろん彼氏がいるわけでもないから、嬉しいお誘いではある。
それに、今日はすごくお腹が空いてるし。
だからって、みんなの憧れの綾井店長とご飯なんて……
数名で食事に行ったことはあったけど、この3年間で2人きりは初めてのことだし、ちょっと変な感じがする。
「あっ、いえ。綾井店長が私に声をかけてくれて、ちょっと驚いたっていうか……」
「……だよね。突然ごめん」
「いえ。でも、もしかして、いきなりクビ! とか言われるのかなって」
「まさか。もしそうなら、わざわざ食事に誘ったりしないよ」
「あっ、そ、そうですよね」
なぜ自分が店長に誘われたのか?
思い当たる節が全く無い。
仕事が終わって帰ろうとした時、いきなり「ご飯行かない?」って……
あまりにサラッと言われて、つい「あ、はい」なんて返事をした。
確かに、帰って用事があるわけでも、もちろん彼氏がいるわけでもないから、嬉しいお誘いではある。
それに、今日はすごくお腹が空いてるし。
だからって、みんなの憧れの綾井店長とご飯なんて……
数名で食事に行ったことはあったけど、この3年間で2人きりは初めてのことだし、ちょっと変な感じがする。