とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「私も龍聖君が好き」
ようやく…ようやく、ちゃんと言えた。
嬉しくて、抱きしめたくて、私は龍聖君の腕の中に自分から飛び込んだ。
その瞬間、ずっと閉じ込めてきたことから解放され、私は声を出して泣きたくなった。
それでも泣いちゃダメだって押し殺す声に、
「何も我慢しなくていい。いっぱい泣いていいから」
その言葉で、錆び付いて抜けなくなっていた心の栓が勢いよく飛び出し、私はまるで子どもみたいになりふり構わず泣きじゃくった。
何年分かの切ないほどに熱い想いが、今やっと、龍聖君に届いたんだ。
何一つ残らず、全て、全部。
情けなく泣き続ける私をただ優しく抱きしめてくれる龍聖君。
迷惑なくらい大声を出してるのに、文句1つ言わないで頭を撫でてくれて…
私は、愛しい人のとても大きな心に触れ、安心し、そして…だんだんと落ち着きを取り戻していった。
「琴音…大丈夫か?」
ようやく…ようやく、ちゃんと言えた。
嬉しくて、抱きしめたくて、私は龍聖君の腕の中に自分から飛び込んだ。
その瞬間、ずっと閉じ込めてきたことから解放され、私は声を出して泣きたくなった。
それでも泣いちゃダメだって押し殺す声に、
「何も我慢しなくていい。いっぱい泣いていいから」
その言葉で、錆び付いて抜けなくなっていた心の栓が勢いよく飛び出し、私はまるで子どもみたいになりふり構わず泣きじゃくった。
何年分かの切ないほどに熱い想いが、今やっと、龍聖君に届いたんだ。
何一つ残らず、全て、全部。
情けなく泣き続ける私をただ優しく抱きしめてくれる龍聖君。
迷惑なくらい大声を出してるのに、文句1つ言わないで頭を撫でてくれて…
私は、愛しい人のとても大きな心に触れ、安心し、そして…だんだんと落ち着きを取り戻していった。
「琴音…大丈夫か?」