とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
「本当に? うわぁ、龍聖は最高だな! ありがとう、楽しみにしてる」


「ああ。さあ、みんなも食べて。これは、琴音のサンドイッチの次に美味しいから、どうぞ」


「うわ~さっきから龍聖、ずっとのろけてないか?」


仲間に肩をつつかれてる龍聖君。


「仕方ないよ。龍聖は琴音のことが大、大、大好きなんだから」


「や、やめてよ、碧。みんなの前で恥ずかしいよ」


「俺は全然恥ずかしくないけど?」


「えっ…」


龍聖君の言葉にドキッとした。


「琴音、素直に喜べば? お前らは本当にお似合いなんだからさ。龍聖と琴音は最高の夫婦だよ」


「碧……」


仲間にくすくす笑われて、確かにすごく照れるけど、でも……


龍聖君や碧の言葉がとても嬉しかった。


高校時代からの大切な仲間達が祝福してくれてるんだから、私、もう少し素直に喜んでもいいんだよね。
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