とろける程の甘美な溺愛に心乱されて~契約結婚でつむぐ本当の愛~
懐かしい仲間との再会
「琴音、元気だった?」


「碧! 元気だったよ! 1ヶ月ぶりだね」


目の前にいるとても明るい彼は、高校時代からの友人……ううん、親友と呼べる友達。


星乃 碧(ほしの あお)、25歳。


176cmで龍聖君と同じバスケ部だった。


私と碧、龍聖君は同じクラス。


2人は人気を二分してて、バスケの試合の時は、応援にくる女子が後を絶たなかった。


マッシュスタイルに軽くパーマをかけた無造作ヘアで、シルバーカラーが外国人のようにも見えて、かなりオシャレな碧。


顔がちっちゃくて、カラコンで目がハッキリしてて、肌が白くて綺麗で……


回りはみんな「可愛い系イケメン」だって言ってる。


職業は、美容師。


まだ年数が浅いのに、腕が良いし、カリスマ性もあって予約がなかなか取れない。


笑顔がすごくキュートでとっても話しやすいと、お客様からの人気は絶大だ。


「本当、お互い忙しくてなかなか連絡取れないよな」
< 66 / 276 >

この作品をシェア

pagetop