幼馴染みの秘めた溺愛 ~お前は女神でヒーローで
嫌な予感
「もう今年も終わりかぁ…ってもうじきクリスマスだ」
夕飯の後、何気なくカレンダーを見てクリスマスと言うイベントがあることに気が付いた。
ま、あたしらには関係ないけどねっ、て言おうとして振り向いたら、樹王が私を見て言った。
「じゃあデートするか、クリスマス。24日は非番で25日は週休だから、どっちでも」
はい !?
「ででデート !?」
「嫌か?」
「ううん!」
樹王の口から『デート』の言葉が出てきた事にびっくり…
「じゃあどっちがいい?」
「あたし24日は出版社の式典があるから25日がいいな」
「了解、俺も週休の方がゆっくりできるからちょうどよかったよ。じゃあ行きたいとことかあれば言ってな」
「ありがと、ふふ」
…嬉しくてニヤニヤを隠すのが大変。
「これ何の本?…占い?」
テーブルに置いておいた本を、樹王がペラペラと捲ってる。
「うん、今年の占いの本。もう今年も終わっちゃうけどね。漫画の資料に借りてたの」
「へー見せて。えーと…俺はこれだから……あ、俺【火難と怪我に要注意】だって。火難て当たってるし。じゃあ怪我もか?てかさ、消防士なのに火難と怪我とかヤバくねぇ?ははは」
私もソファに戻ってそれを見る。
「ウソ、やだ…気を付けてよね」
「ハハッ、心配すんな。あと10日位で今年も終わるし俺は大丈夫だよ。女神もついてるしな」
って私の頭をポンポンする。
前は平気だったのに…今は嬉しくて胸が苦しい。
でもそんな恋心をバレない様に、幼馴染み仕様で返す。
「火難と怪我でしょ?勝利の女神の担当じゃなくない?」
かわいくない返しに樹王は笑った。
「ハハハ、いーんだよ!何にでも勝つんだから。じゃあ俺を守ってくれよ?俺の女神さん?」
って大きな手で頭ポンポンからの頭ナデナデ。
…そんな事されたら嬉しくて幼馴染み仕様ができない…から…
「うん、まかせて!」
って樹王を好きな素の私で、笑顔で答えた。
ただ〝火難と怪我〞なんて言葉を見たせいかどうかはわからないけど…胸にザワリと嫌な感触が残った。
夕飯の後、何気なくカレンダーを見てクリスマスと言うイベントがあることに気が付いた。
ま、あたしらには関係ないけどねっ、て言おうとして振り向いたら、樹王が私を見て言った。
「じゃあデートするか、クリスマス。24日は非番で25日は週休だから、どっちでも」
はい !?
「ででデート !?」
「嫌か?」
「ううん!」
樹王の口から『デート』の言葉が出てきた事にびっくり…
「じゃあどっちがいい?」
「あたし24日は出版社の式典があるから25日がいいな」
「了解、俺も週休の方がゆっくりできるからちょうどよかったよ。じゃあ行きたいとことかあれば言ってな」
「ありがと、ふふ」
…嬉しくてニヤニヤを隠すのが大変。
「これ何の本?…占い?」
テーブルに置いておいた本を、樹王がペラペラと捲ってる。
「うん、今年の占いの本。もう今年も終わっちゃうけどね。漫画の資料に借りてたの」
「へー見せて。えーと…俺はこれだから……あ、俺【火難と怪我に要注意】だって。火難て当たってるし。じゃあ怪我もか?てかさ、消防士なのに火難と怪我とかヤバくねぇ?ははは」
私もソファに戻ってそれを見る。
「ウソ、やだ…気を付けてよね」
「ハハッ、心配すんな。あと10日位で今年も終わるし俺は大丈夫だよ。女神もついてるしな」
って私の頭をポンポンする。
前は平気だったのに…今は嬉しくて胸が苦しい。
でもそんな恋心をバレない様に、幼馴染み仕様で返す。
「火難と怪我でしょ?勝利の女神の担当じゃなくない?」
かわいくない返しに樹王は笑った。
「ハハハ、いーんだよ!何にでも勝つんだから。じゃあ俺を守ってくれよ?俺の女神さん?」
って大きな手で頭ポンポンからの頭ナデナデ。
…そんな事されたら嬉しくて幼馴染み仕様ができない…から…
「うん、まかせて!」
って樹王を好きな素の私で、笑顔で答えた。
ただ〝火難と怪我〞なんて言葉を見たせいかどうかはわからないけど…胸にザワリと嫌な感触が残った。