幼馴染みの秘めた溺愛 ~お前は女神でヒーローで
占いを信じる方ではないが、気になりつつも何事もなく数日が経った、24日のクリスマスイブ。
「美桜、今日ってどこ?」
朝ごはんを食べ終え、出掛ける支度をしながら樹王がカレンダーを見て言う。
「ラピスニューグランドホテルだよ」
「いいとこじゃん。お洒落してくんだろ?どっかのオヤジにセクハラされんなよ?」
「あはは、セクハラなんてないって」
「アイツも来るのか?美桜に懐いてる若手のヤツ」
「カイドくん?うん、来ると思うよ」
「ふーん…オヤジにも若い男にも気を付けろよ」
「それは大丈夫よ。それより!樹王こそ、特に火事の出動の時は気を付けてね」
「あー、この前の占いか?大丈夫、所詮占いだし」
「まぁね。でも…」
「お前が守ってくれるんだろ?頼りにしてるぞ」
「そうだ、私が守るんだった」
「おう。んじゃ行ってくるわ」
「いってらっしゃい」
スポーツクラブに行く樹王を玄関で見送ると、胸にあのザワリとした嫌な感触が甦ってきた。
何これ…なんか…ヤな感じ……
でも、何があっても樹王は私が守るんだから!
「美桜、今日ってどこ?」
朝ごはんを食べ終え、出掛ける支度をしながら樹王がカレンダーを見て言う。
「ラピスニューグランドホテルだよ」
「いいとこじゃん。お洒落してくんだろ?どっかのオヤジにセクハラされんなよ?」
「あはは、セクハラなんてないって」
「アイツも来るのか?美桜に懐いてる若手のヤツ」
「カイドくん?うん、来ると思うよ」
「ふーん…オヤジにも若い男にも気を付けろよ」
「それは大丈夫よ。それより!樹王こそ、特に火事の出動の時は気を付けてね」
「あー、この前の占いか?大丈夫、所詮占いだし」
「まぁね。でも…」
「お前が守ってくれるんだろ?頼りにしてるぞ」
「そうだ、私が守るんだった」
「おう。んじゃ行ってくるわ」
「いってらっしゃい」
スポーツクラブに行く樹王を玄関で見送ると、胸にあのザワリとした嫌な感触が甦ってきた。
何これ…なんか…ヤな感じ……
でも、何があっても樹王は私が守るんだから!