幼馴染みの秘めた溺愛 ~お前は女神でヒーローで
「はー…何で何もしないのに疲れるんですかね~」
式典が終わり祝賀パーティーが始まると、カイドくんがフラフラとやってきた。
「ふふ、そうだね。…さ、緊張も解けたところでお料理食べようか。ビュッフェだから好きなの選ぼ」
「ハイッ!僕、お腹すいたから先に行ってきます!」
カイドくんがテーブルに並ぶ料理をワクワク顔で見て回るのを姉の気持ちで見ていると、オカちゃんがやってきた。
「あ、オカちゃんも食べよ。そういえば樋口くんとはどう?」
「嫉妬が後を絶たぬ…」
「そっか、樋口くん誰にでも優しいもんね」
「八方美人で困るわ…てゆーかミオちゃんはどうなのよ?同居人のキオくんは」
「あはは、何の進展もないよ。幼馴染みだもん」
「でもさ、幼馴染みなだけで普通一緒に暮らさないって。てゆーか、キオくんもよくこんな美女に手を出さずにいられるよね…マゾなの?」
「いやいや、それは女として見られてないからで…」
と話していたら私のバッグの中でスマホが震えているのに気が付いた。
「オカちゃんごめん、ロビー行ってくるね」
早足で歩きながらスマホを確認すると、発信者の名前に胸がドクリと嫌な鼓動を打った。
式典が終わり祝賀パーティーが始まると、カイドくんがフラフラとやってきた。
「ふふ、そうだね。…さ、緊張も解けたところでお料理食べようか。ビュッフェだから好きなの選ぼ」
「ハイッ!僕、お腹すいたから先に行ってきます!」
カイドくんがテーブルに並ぶ料理をワクワク顔で見て回るのを姉の気持ちで見ていると、オカちゃんがやってきた。
「あ、オカちゃんも食べよ。そういえば樋口くんとはどう?」
「嫉妬が後を絶たぬ…」
「そっか、樋口くん誰にでも優しいもんね」
「八方美人で困るわ…てゆーかミオちゃんはどうなのよ?同居人のキオくんは」
「あはは、何の進展もないよ。幼馴染みだもん」
「でもさ、幼馴染みなだけで普通一緒に暮らさないって。てゆーか、キオくんもよくこんな美女に手を出さずにいられるよね…マゾなの?」
「いやいや、それは女として見られてないからで…」
と話していたら私のバッグの中でスマホが震えているのに気が付いた。
「オカちゃんごめん、ロビー行ってくるね」
早足で歩きながらスマホを確認すると、発信者の名前に胸がドクリと嫌な鼓動を打った。