帰国子女の彼と過ごす日々はきっと甘くなるだろう
〇教室
2月に入り3年生は登校しなくなった。
今年はバレンタインもあげられないのかな
亜子 「あげればいいじゃん?LINE知ってるんでしょ?」
梨沙 「まあ、知ってるけど……」
亜子 「受験終わったなら大丈夫でしょ」
梨沙 「そっか……うん、最後だしあげてみようかな、ありがとう亜子」
亜子 「土曜日にでも買いに行く?私も買いたいし」
梨沙 「いいの?」
亜子 「もちろん!」
〇デパート
土曜日、久しぶりに亜子と買い物に来た。
たくさんのチョコが売ってあり迷うほどだ。
陽くんには冷凍パスタを食べてとLINEをしておいた。
梨沙 「今日は彼氏さんとは会わないの?」
亜子 「今日はね、練習試合で何時に終わるかわからないの、ずっと待つより自分の時間も大切にしようと前の喧嘩で学んだわ(笑)」
梨沙 「亜子、かっこいい〜」
無事に先輩と陽くんとパパのチョコを買うことができた。
〇梨沙の家
さてと……今日は夕食はパパとママはいないから2人分か……
梨沙 〈陽くん、夕食、何が食べたい?〉
陽翔 〈梨沙、帰ってきたの?〉
梨沙 〈うん〉
陽翔 〈そっちに行く〉
玄関の音がして陽くんが入ってきた。
陽翔 「あれ?ママさん達は?」
梨沙 「出かけてるの、だから私が作るよ、何がいい?」
陽翔 「梨沙の作るものなら何でもいい」
梨沙 「そういう癖に昨日も夕食いらなかったじゃない」
梨沙はちょっと拗ねた。
陽翔 「ん〜、何か断れなくて……」
梨沙 「じゃあ昨日は何食べた?」
陽翔 「唐揚げかな」
梨沙 「じゃあ揚げ物はやめようかな」
梨沙は冷蔵庫を開けた。
梨沙 「よし、お好み焼きにしよ!」
陽くんを背にキャベツを切り始める
梨沙 「最近さ、遊んでるからお金使いすぎてない?大丈夫?」
陽翔 「うん、大丈夫、梨沙のお弁当とかすごく助かるよ」
梨沙 「その……いつも遊ぶ時は女の子がいるの?」
陽翔 「気になる?」
梨沙 「別に変な女の子に引っかからなかったらいいけど……香川くんらって女子の友達が多いって噂で聞いたから」
陽翔 「そうだね、大体いるね」
梨沙 「そっから2人で抜けたりしないの?」
陽翔 「たまにある」
梨沙 「……陽くんは?」
包丁を止めた
陽翔はじーっと梨沙の背中を見ている。
陽翔 「蓮は気が合えば家に行くみたいだけど、他は知らないかな、僕はまだ誰とも抜けたことは無いよ」
梨沙はそれを聞いて包丁を動かし始めた。
テーブルのホットプレートでお好み焼きを焼き始める。
梨沙 「そのさ、香川くんの遊び方に陽くんは何も思わないの?」
陽翔 「女性関係?ん〜、お互い割り切ってればいいんじゃないかな」
梨沙 「陽くんも向こうではそんな感じだったの?」
陽翔 「知りたいの?」
梨沙 「キスとか慣れてそうだから……」
陽翔 「いや、そんな事ないよ……蓮みたいな感じではないかな」
梨沙 (そうなんだ……)
陽翔 「付き合った事とかは普通にあるよ、梨沙の事を忘れられなかったのは本当だけどさ、日本に戻れる保証はなかったから……大学もまだ親には話してなかったし、反対されるかもだし」
梨沙 「そ、そうだよね……うん」
梨沙はそれからは話題を変えて2人で夕食を食べた。
2月に入り3年生は登校しなくなった。
今年はバレンタインもあげられないのかな
亜子 「あげればいいじゃん?LINE知ってるんでしょ?」
梨沙 「まあ、知ってるけど……」
亜子 「受験終わったなら大丈夫でしょ」
梨沙 「そっか……うん、最後だしあげてみようかな、ありがとう亜子」
亜子 「土曜日にでも買いに行く?私も買いたいし」
梨沙 「いいの?」
亜子 「もちろん!」
〇デパート
土曜日、久しぶりに亜子と買い物に来た。
たくさんのチョコが売ってあり迷うほどだ。
陽くんには冷凍パスタを食べてとLINEをしておいた。
梨沙 「今日は彼氏さんとは会わないの?」
亜子 「今日はね、練習試合で何時に終わるかわからないの、ずっと待つより自分の時間も大切にしようと前の喧嘩で学んだわ(笑)」
梨沙 「亜子、かっこいい〜」
無事に先輩と陽くんとパパのチョコを買うことができた。
〇梨沙の家
さてと……今日は夕食はパパとママはいないから2人分か……
梨沙 〈陽くん、夕食、何が食べたい?〉
陽翔 〈梨沙、帰ってきたの?〉
梨沙 〈うん〉
陽翔 〈そっちに行く〉
玄関の音がして陽くんが入ってきた。
陽翔 「あれ?ママさん達は?」
梨沙 「出かけてるの、だから私が作るよ、何がいい?」
陽翔 「梨沙の作るものなら何でもいい」
梨沙 「そういう癖に昨日も夕食いらなかったじゃない」
梨沙はちょっと拗ねた。
陽翔 「ん〜、何か断れなくて……」
梨沙 「じゃあ昨日は何食べた?」
陽翔 「唐揚げかな」
梨沙 「じゃあ揚げ物はやめようかな」
梨沙は冷蔵庫を開けた。
梨沙 「よし、お好み焼きにしよ!」
陽くんを背にキャベツを切り始める
梨沙 「最近さ、遊んでるからお金使いすぎてない?大丈夫?」
陽翔 「うん、大丈夫、梨沙のお弁当とかすごく助かるよ」
梨沙 「その……いつも遊ぶ時は女の子がいるの?」
陽翔 「気になる?」
梨沙 「別に変な女の子に引っかからなかったらいいけど……香川くんらって女子の友達が多いって噂で聞いたから」
陽翔 「そうだね、大体いるね」
梨沙 「そっから2人で抜けたりしないの?」
陽翔 「たまにある」
梨沙 「……陽くんは?」
包丁を止めた
陽翔はじーっと梨沙の背中を見ている。
陽翔 「蓮は気が合えば家に行くみたいだけど、他は知らないかな、僕はまだ誰とも抜けたことは無いよ」
梨沙はそれを聞いて包丁を動かし始めた。
テーブルのホットプレートでお好み焼きを焼き始める。
梨沙 「そのさ、香川くんの遊び方に陽くんは何も思わないの?」
陽翔 「女性関係?ん〜、お互い割り切ってればいいんじゃないかな」
梨沙 「陽くんも向こうではそんな感じだったの?」
陽翔 「知りたいの?」
梨沙 「キスとか慣れてそうだから……」
陽翔 「いや、そんな事ないよ……蓮みたいな感じではないかな」
梨沙 (そうなんだ……)
陽翔 「付き合った事とかは普通にあるよ、梨沙の事を忘れられなかったのは本当だけどさ、日本に戻れる保証はなかったから……大学もまだ親には話してなかったし、反対されるかもだし」
梨沙 「そ、そうだよね……うん」
梨沙はそれからは話題を変えて2人で夕食を食べた。