帰国子女の彼と過ごす日々はきっと甘くなるだろう
陽翔 「まあ、梨沙がいいなら」
梨沙 「もうシャワーしたからブラなんてしたくないよ」
陽翔 「ちょっと目のやり場に困るけど」
梨沙 「こっち見てピザを決めてよ(笑)」
携帯を見せた。
陽翔 「じゃあこれ」
梨沙はアプリで注文した。
梨沙 「今日は陽くん、家にいたの?昼食べた?」
陽翔 「朝、急にオーディションの電話がかかってきて急いで行ったかな、昼過ぎには終わって帰りに食べて帰ったよ」
梨沙 「急だったんだね」
陽翔 「うん、家にいて良かった」
香川くんらと本当に今は遊んでないんだ……
ママ 「そういうのもタイミングだね」
陽翔 「うん、人数少なかったかな」
ピザが届き3人は食べ始める
陽翔 「えっ、めっちゃ美味しい」
梨沙 「でしょ(笑)私のお気に入りのもあげる、シェアしよ」
陽翔 「ん、梨沙のも美味しい」
ママさんからももらった
陽翔 「やばい、ハマりそう」
梨沙 「カロリー高いんだから気をつけないと(笑)」
陽翔 「梨沙と一緒に腹筋する(笑)」
梨沙 「食べたらゲームしようね、陽くん」
陽翔 「モグモグ……うん」
ママ 「梨沙はゲームばっかりなんだから、陽翔くん、無理して付き合わなくていいからね」
陽翔 「いえ、僕もゲーム大好きなんで大丈夫です」
ママ 「それならいいけど、ちゃんと休みながらやってよ」
梨沙 「わかってるって」
〇梨沙の部屋
1時間ゲームをして、梨沙は休憩タイムに入った。
大好きなポテチを開けてつまんで食べ始める。
ゲームを続けている陽くんの口元にポテチを持っていき
梨沙 「アーン」
陽翔は口を開けてパクっと食べる。
陽翔 「うまっ」
梨沙 「これコンビニで見つけたの、美味しいよね」
陽翔 「うん」
梨沙は手をティッシュで拭き、ベッドに横になった。
陽翔 「あれ?腹筋は?」
梨沙 「今日はパス、明日筋肉痛だよ、絶対」
足のマッサージを始めた。
陽翔 「何で?」
梨沙 「今日、先輩と会ってたんだけどね、自転車でデートに来たのよ!」
陽翔 「梨沙は聞いてなかったの?」
梨沙 「うん……スカートで行ったし、で、レンタサイクルで自転車借りて高台のある公園を登ったのよ……もう暑くてしんどくて」
陽翔 「インドアの梨沙にはきついな(笑)」
梨沙 「はぁ……そうなの……それでね……別れてきた……」
陽翔 「え?」
陽翔は後ろの梨沙を見た。
陽翔 「別れ…た?」
梨沙 「……うん、何か先輩の趣味をわかってあげれなかったし、お互いムリしてもって事で先輩後輩に戻ろうって私が言った。」
陽翔 「本当?」
梨沙 「本当だよ、陽くんに嘘なんかつかな……きゃっ」
陽翔はコントローラーを置いて梨沙をベッドに押し倒した。