さよならの続き
ゴールデンウィーク最終日、『話があるから会いたい』と陽太から連絡が来て、私のマンションまで来てくれた。
私もなるべく早く会って話がしたいと思っていたから、ちょうどいい。
「久しぶり」
「うん、久しぶり」
少しぎこちない挨拶をして、陽太は私の部屋へ入ってくる。
「実家どうだった?」
「楽しかったよ。友達にも会えたし。陽太は?」
「遊びほうけてた。不思議だけど、地元に戻ると方言が出るよな。こっちだと出ないのに」
「あ、それは私もあるかも」
コーヒーをいれてテーブルに置くと、陽太は持ってきてくれた土産の包装紙を取りながら苦笑いを浮かべる。
「このお菓子さ、口の中の水分全部持っていかれるから、飲み物必須なんだよね」
中身はバームクーヘンのようだ。
私も友人たち用にいくつか土産を買ってきてあって、それをひとつ開けたんだけど…
ふわふわドーナツと書いてあるその中身は、バームクーヘンと似たような色合いと弾力だ。
お互いにお土産を食べ、「味、一緒だね」と笑いながらコーヒーを飲んだ。
私もなるべく早く会って話がしたいと思っていたから、ちょうどいい。
「久しぶり」
「うん、久しぶり」
少しぎこちない挨拶をして、陽太は私の部屋へ入ってくる。
「実家どうだった?」
「楽しかったよ。友達にも会えたし。陽太は?」
「遊びほうけてた。不思議だけど、地元に戻ると方言が出るよな。こっちだと出ないのに」
「あ、それは私もあるかも」
コーヒーをいれてテーブルに置くと、陽太は持ってきてくれた土産の包装紙を取りながら苦笑いを浮かべる。
「このお菓子さ、口の中の水分全部持っていかれるから、飲み物必須なんだよね」
中身はバームクーヘンのようだ。
私も友人たち用にいくつか土産を買ってきてあって、それをひとつ開けたんだけど…
ふわふわドーナツと書いてあるその中身は、バームクーヘンと似たような色合いと弾力だ。
お互いにお土産を食べ、「味、一緒だね」と笑いながらコーヒーを飲んだ。