さよならの続き
「――それでは、誓いのキスを」
向かい合うふたり。
渚が少し腰を落とし、吉岡さんがベールを上げる。
目を合わせたふたりは急に照れくさくなったのかくすっと笑い合い、それから目を閉じて短いキスをした。
教会から出てくるふたりに、「おめでとう!」と祝福の声が飛び交い、フラワーシャワーに包まれて幸せそうに笑う。
渚はお腹に手を当てていて、ふたりではなく、3人で喜びと幸せを分かち合っているように見えた。
二次会にはたくさんの人が招かれていた。
とは言えプライベートの友人がほとんどで、会社で招かれた渚側の友人は私と陽太、そして同期数人だ。
披露宴で真紅のドレスにお色直ししていた渚は、今度はグリーンのパーティードレスに変わっている。
「有梨、金井くん、来てくれてありがとね」
「おめでとう。すごくきれいだったよ」
「おめでとう。晴れてよかったな」
渚は頬を染めて、ふふっと笑う。
その顔は幸せそのものだ。
向かい合うふたり。
渚が少し腰を落とし、吉岡さんがベールを上げる。
目を合わせたふたりは急に照れくさくなったのかくすっと笑い合い、それから目を閉じて短いキスをした。
教会から出てくるふたりに、「おめでとう!」と祝福の声が飛び交い、フラワーシャワーに包まれて幸せそうに笑う。
渚はお腹に手を当てていて、ふたりではなく、3人で喜びと幸せを分かち合っているように見えた。
二次会にはたくさんの人が招かれていた。
とは言えプライベートの友人がほとんどで、会社で招かれた渚側の友人は私と陽太、そして同期数人だ。
披露宴で真紅のドレスにお色直ししていた渚は、今度はグリーンのパーティードレスに変わっている。
「有梨、金井くん、来てくれてありがとね」
「おめでとう。すごくきれいだったよ」
「おめでとう。晴れてよかったな」
渚は頬を染めて、ふふっと笑う。
その顔は幸せそのものだ。